52歳ロードバイク暦3年のサラリーマンが東葛流山から信州善光寺に自転車で行ってみるの旅 その2

前日の続き

旧中山道-国道18号

前日のドカ食いはどこ吹く風で、朝はすっかり空腹でしっかりと食べる。むしろ食べ過ぎな状態で8:00に宿を出る。

ここからは旧中山道(いちにちじゅうやまみち?)なのだが、どこが旧中山道なのかは明確には分からず出発。1日めのルートを軽めに設定したため、ここから軽井沢まの約35kmをひたすら登り続ける。メインはぼくらの世代のスキーヤーには懐かしすぎる碓氷峠だ。

安中市内の坂を登って行くと通学自転者たちと多数遭遇。ダンシングで元気に登る若者たちを横目にペースを守ってシッティング。登りの目標は、ケイデンス70RPM、心拍数140。

ここらだと高校生はヘルメットを強制されないのか、ほぼノーヘル。ロードバイクやクロスバイクで通学している生徒もかなりいる。面白いことに気づいた。坂を登って行くに従って、スポーツバイク比率が下がるのだ。なるほど、学校まで登る坂のきつさで選ぶ自転車が変わるんだ。

そのうちルートは国道18号に。旧中山道より、楽と言えば楽。ただし周りの平均速度が高いためストレスに。

ようやく横川のおぎのや。朝飯が全く消化されてない状態のため、釜めしは諦め。

悔いが残る。

以前、おぎのや本店に立ち寄ろうとして旧道を車で通ったことがあったが、そのときはなぜか発見できず。今回も旧道を走るつもりだったのだが、手違いで18号を通ってしまった。

鉄道文化むら。鉄の聖地?かどうかはわからん。それでも一度はゆっくりと見物したい気にはなる。

ここを過ぎて、左に折れるといよいよ坂本宿。碓氷峠の入り口だが、この坂本宿意外とキツく(一本道だから?)、これまでの道のりもあってすでに心折れそうに…

碓氷峠

めがね橋

そうこうている間に碓氷峠に入りめがね橋。なんとかここまで来てようやく休憩。ここまでで足ついちゃうと、休みまくりそうだったから、我慢していて成功だったかも。

めがね橋はさすがの観光地。自動車の駐車場やらオートバイの駐輪場やらがあって(自転車のは無い)、たくさんの人が訪れている。

ここら辺りまでは旧信越本線の線路跡が遊歩道化されているので、歩いて上ってくることも可能。

碓氷峠 道中

碓氷峠は短いカーブが連続しているため心が折れにくい。カーブの数は180などという気の遠くなるほどあるのだが、一本道の坂本宿よりモチベーションが維持しやすい。遠くまで良く見えると、あそこまで登るの???という気分になるから。

まぁだけど、カーブ130番あたりで小休止。

碓氷峠

途中で抜き去ったはずのロードバイクにへばっている間に抜き返されたりしつつ碓氷峠。

すっかり勘違いしていたのだが、碓氷峠は片峠のため、最高地点まで来るとすぐその先は軽井沢の街が広がっている。

憧れのリゾート地だ。

と言いたいのだが、長野県に入った途端に雨。正直雨でロードバイクには乗りたくない

軽井沢辺りの国道18号

国道を酷道と書くことがあるが、この辺りは自転車にとってはまさに酷道。交通量も多く路側帯もほぼ無く、あっても砂利が積もっていて走りにくいことこのうえない。事前に分かっていたこととはいえ、やはり迂回路を検討しておくべきだった。

自分が作成したルートだと隣町までは18号。

諦めて、関東圏のコンビニのイメージとはかけ離れたイメージのコンビニで、おにぎりとサンドイッチ昼食。

休憩した途端雨が小降りになる。ツーリングあるあるだ。

そして再び走り始めるとまた雨脚が強くなる。うーむ。ツーリングあるある。

雹まで降ってきた。実はこれまで、「ひょう」は「氷」だと思っていた。かな漢字変換ありがたい。

ということでまた休憩、雹のおかげで完全に心が折られている。

国道18号といえば、ぼくらの世代にとってはあまりにもおなじみの道。学生から社会人になりたてのころ、世の中のすべての若者はスキーをしていたのだが、そのころの主力の移動手段はスキーバス。まだ上信越道も北陸新幹線も無い時代、藤岡で高速を降りたスキーバスは雪が降りしきる国道18号を他の車やらバスやら共々一列になって長野を目指す。

道々にはそんな車を狙った深夜営業のドライブインが無数にあったのだが、それも上信越道の開通によって壊滅的な打撃を受けた(と思う)。

元のルート設定に従いしばらく迂回路に。なかなかの見晴らし。

なかなか良い道、と思っていたのだが、この後小諸まで一気にダウンヒルが待っていた。雨で効きの悪くなっているブレーキだと怖い。生活道路の中を走っているため、恐る恐る下る。

事前の情報収集不足。

ということで、後々のために迂回路をさらに検討したのだが、浅間サンライン(浅間山麓広域農道)という道が軽井沢追分と上田をつなぐバイパスとして利用されているらしい。こちらも自動車のための道だとは思うが、国道18号よりましなことを期待。ここが使えるなら、碓氷峠-追分間をどうするかだけが問題になる。

その後も泣きながら国道18号を走る。上田まで行けばその後は千曲川サイクリングロードが待っている。コトだけを期待して、我慢する。幸い軽井沢区間に比べれば、小諸以降はだいぶ走りやすい。途中東御あたりでケイデンス・スピードセンサーが電池切れに。ロングライドの前に交換しておけ!

上田から長野へ

千曲川 常田新橋

雨もすっかり上がり、日が差してきた。

ようやく千曲川に出会える。が、すでにこの時点で本日の善光寺着は非常に危ぶまれる状態に。おそらく善光寺に着くだけなら問題は無いのだが、本日の宿はさらにその北の山ノ内町。山ノ内町の手前の中野市まではせめて日があるうちに、と思うと善光寺に立ち寄るのは厳しい。善光寺まで行ってそこから輪行という手もあるのだが…

とりあえず千曲川サイクリングロードへ…と思ったのだが、実はルート設定を致命的に間違えていたらしく、行き止まり標識三昧。

すでに折れまくっている心にトドメを刺された感じで、18号に戻る。怖いけど、道を間違える可能性は低い。

長野市到着

ようやく長野市に到着。すでに17:00。宿に連絡をし、とりあえず中野市を目指すことに。Google Mapsのナビにすべてを託してみたが、砂利道を案内されたりして夜になった長野市内をさまよう。

特別な手段で回収してもらうことになったのだが、回収された時刻は20:30ころ。うーむ。シミュレーション不足と情報収集不足が重なった。

本日の結果

平均速度はともかく、碓氷峠を登るまでに時間がかかりすぎた。天候にもやられたが。15:00に善光寺と思っていたが、初めっから無理だった可能性が高い。うーむ、ご利用は計画的に!だ。

ルート情報

ルートのご利用はあくまでも自己責任でお願いします。特にこのルートは失敗の参考としての公開ですので、直接のご利用はお避けください。

宿情報

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