ぱぱの背中

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ローマの休日

こんなタイトルを挙げてしまうほど、すっかり焼きの回っているpeteramです、こんにちは。

うっかりテレビでやっているのを見てしまったのですが、いやー、さすが名作といわれているだけのことはありますね。すっかり、はまらせていただきました。

若い方々を除けば、「今回が初めてだ」という人もずいぶんと少ないんでは無いかと思いますが、導入部だけさらりと紹介しときます。

とある小国のアン王女(オードリー・ヘップバーン)、贅沢な暮らしとは裏腹の自由の無い生活に嫌気が差し、ヨーロッパ歴訪中のローマの地で、ついに一人で街に抜け出してしまいます。で、抜け出す前に飲んだ睡眠薬が効いてしまってベンチで寝込んでいるところに現れたさえない新聞記者のジョー・ブラッドレー(グレゴリー・ペック)の家に転がり込んで…翌日、彼女の正体に気づいたジョーは、特ダネ目当てで彼女の休日に付き合うことになるのですが…

どの紹介記事を見ても、ラブロマンスだとか書いてあるんで、実はあまり期待していなかったんですよ。ただ、名作と言われているから、一回ぐらい見ておこうかな…って程度でした。が、良い意味で裏切られました。

これ、立派なコメディですよね。と言うか、設定から言ってもコメディ以外作りえないんですが。

二人が出会った翌昼、本当の意味でのローマの休日が始まるわけですが、その日の夜二人が別れを迎えるまでを、徹底的にコミカルに描き倒すことで、エンディングのアン王女と新聞記者たちの記者会見のシーンの美しさを生えさせることができているわけです。

後で、もう一度見直そうとは思っているのですが、古典的ですが、とにかく楽しいシーン満載。圧巻は、船の桟橋を利用したダンスホールでの、乱闘騒ぎ。いかにも悪人と言う恰好(黒ずくめ)をしたアン王女の国の諜報員たち。はでなシーンもいいんですが、細かいコケを混ぜてくれるどじな諜報員たちの姿が頭から離れません。

なんか、「美しい」「かわいい」「素敵」とかだけ言ってると、オードリー・ヘップバーンを世に出すためにあった映画のように思えてしまうんで、もったいなく思えるんですよね、peteramには。古典的なラブコメとして、堂々として欲しいなと。演出も脚本もすばらしいから、オードリー・ヘップバーンが光ったんだぞと。

ま、何にせよ、久しぶりに見てよかったなと、思ったわけです。デジタルリマスターで綺麗になっていたし。

今の技術なら後から色をつけることも可能なわけですし、ぜひカラー版も作って欲しかったりするんですけど、いかがですかね?

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版)
グレゴリー・ペック

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