ポストマン
2012/07/09
実は映画嫌いなんです。って言うと間違いかな。「映画館嫌い」ぐらいが正しいのかもしれません。
映画館で映画を見ていると、臀部(まー、尻のことですね)が我慢できないぐらい痛くなったり、頭痛に襲われて、「もうどうでもいいや」な気分になったりするんですよね。
でも、テレビ見ていると(当時はまだテレビを見る余裕があった)、面白そうに映画のCMが流れてきたり…
で、編み出したのが、「原作があるやつは原作を読んぢゃえ」作戦です。うっかりすると、間違えてノベライズの方に手を伸ばしかけるんですが、買っちゃうほどのへまをしたことはありません。
そして、映画の方は、忘れたころに、テレビでやるやつを見るってぇことになります。
そんなこんなで、「ポストマン」です。って言っても、テレビで放送してからもうずいぶん経ちますが。
ケビン・コスナー監督の2作品目。
地球が世界大戦で滅びた後の、お話です。
人々は小規模なコミュニティに別れて暮らしていて、自分たちだけでようやっと、他人の面倒なんてとても見られないって言う状況。町の外には、白人至上主義の方々が徘徊していて、そいつらが蛮行を繰り返すといった、よくある世界観です。
そんな世界を「ポストマン」が救うっていう設定は、新しくって良いです。なんと言っても原作が、デイヴィッド ブリンですから。
ですが、どーも、いただけないんですよね、この映画(テレビで見たんでカットされまくっているのかもしれませんが)。
記憶の中にある原作版は、まるで映画を見たかのようにいろいろなシーンが頭に残っているんですが、なんかあっさりしすぎた感じで。説明されていないことが多すぎて。
ま、原作先に読んでなきゃ、こんな感じもしないんでしょうけど。原作付の映画は、原作に負けないものが欲しいところです。
ポストマン デイヴィッド・ブリン , 大西 憲 おすすめ平均 |
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