ぱぱの背中

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ムーミン編

ムーミン編 番外:「ムーミン谷の彗星」DVD化希望その2

2018/08/17

そんなに激しく「カルピス」を否定するわけでもないのですが(憶えていないもんで)、トーベ・ヤンソンさん自身が「あれはムーミンではない」と言ったらしいというのは、原作ファンの間ではずいぶんと有名な話です(ちなみに平成版の絵は絶賛されたらしい)。ま、それよりも、「カルピス」ファンの方々が、「平成」を見て「違う」と嘆息してがっかりとしていることに違和感を覚えてしまうわけです。

そんな「平成」ですが、その後さらに「冒険日記」と言う作品もアニメで放映されています。こちらも、現在発売されているDVDでは「トーベ・ヤンソンの」とついてくるらしいのですが、「平成」と比べると若干評判が悪いようです。原作ではなく(これを原作と言うと語弊があるのですが)ムーミン・コミックス(これも原作と言えば原作)からストーリーが起こされているらしいのですが、「平成」の評判をうまく活かせなかったようです。

原作とか、ムーミン・コミックスとか言っていますが、トーベ・ヤンソンさん自身の手によるムーミンは、ぼくの知る限り三種類あります。

童話
いわゆる原作。一説によると童話ではなく、純文学にカテゴライズされるのだとか。日本語訳は子供向けに翻訳されていますが、とても子供だけをターゲットにした作品群には見えません。全9作品で、現在講談社から、ハードカバー、講談社青い鳥文庫、および講談社文庫の三形態で出版されています。講談社文庫版だけ、「小さなトロールと大きな洪水」が欠けていますが、ちかごろは、そもそも講談社文庫版を目にすることがあまりありません。
ムーミン・コミックス
弟のラルス・ヤンソンさんとの共同名義になっていますが、途中からはラルス・ヤンソンさんだけの仕事だったと記憶しています(間違えていたらごめんなさい)。新聞に連載されていた作品で、非常に風刺色が強く、アニメのムーミンを見慣れた人にはずいぶんとギャップを感じることでしょう。ムーミン公式サイトでも立ち読みできます。現在は冨原眞弓さん訳の筑摩書房版が入手可能です。これより以前に福武書店から出版されていたものが、上記アニメ「冒険日記」の原作に当たるものですね。
絵本
上記童話とは打って変わって、完全に子供をターゲットとしています。書店でもなかなか見かけません。

で、「ムーミン谷の彗星」は、童話の二作品目に当たるものです。



「ムーミン谷の彗星」DVD化希望その1

「ムーミン谷の彗星」DVD化希望その2(本記事)

「ムーミン谷の彗星」DVD化希望その3

と言っていたら、発売決定です

さらに65周年記念ムーミン谷の彗星も発売された模様

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