逃亡者の最終回(第11話)を見て、今までの犯人の推理について謝罪してみる(シリーズ第9弾 こちらも最終回)…ネタバレ??
大河ドラマの「新選組!」の坂本竜馬が死亡するより、逃亡者の最終回のほうが先に来るとは、当初は予想もしなかったpeteramです。こんにちは。
あー、終わってしまいましたね。逃亡者のおかげでたくさんの方にこのblogに来訪いただけたんですが、それもこれで終わりのようです。なんだかんだ言って楽しかったですねぇ、真犯人探し。4Qには何かあるんですかね、楽しそうなヤツ…
と言うわけで、このあとは、人によっては見ないほうが良いかも、ってことが書かれているかもしれませんので、お気をつけて(と言っても裏情報があるわけではないですが)。
逃亡者公式サイト
登場人物の相関図は、もうあんまり意味ないですね。八木さんも出てないし。
でまぁ、最終回なわけですので、これまで出てきた伏線の数々も全部けりをつけてくれると期待しつつ見たわけです。もちろん、犯罪が起きたのは第一話ですから、第一話で出してきた証拠とか伏線とか、全部きれいに落ちを付けてくれたのでしょうか?
で、そんな最終回を簡単に振り返ると、こんな話でした。
- 国枝を含む捜査陣(with狙撃班)に病院の駐車場で囲まれる永井
- 「逃亡者、ついに逮捕ですか」郡司も登場
- 大勢に囲まれ手錠をかけられる永井
- 連行されようとする永井だが、そこにサイレンを鳴らし到着する別の警察車両
- 八木、峰島、尾崎、峰島の子分到着、「あなたの命令に従うことはできません。この事件、あなたも加担していますね。」
- 八木「藤堂ナツミを郡司医師に紹介したのはあなただ、管理官!」
- 尾崎「郡司直巳、あなた、藤堂ナツミに対して不正な移植手術を行って、一人の男の子の命を奪いましたね。」
- 郡司「証拠もないのにおかしな言いがかりをつけると、告訴も辞さないぞ!」そこに、藤堂ナツミを伴った伊川登場「証拠ならあるわ!」
- 藤堂ナツミ「淳子先生が殺される前の日、淳子先生に頼まれて、お腹のCTを撮りました。(中略)あたし、検査を受けます。嘘を抱えたまま生きていくのはいやだから。」
- 郡司「その嘘で生きているのは誰だ!誰だ!」
- 郡司の回想シーン、「それに、これは…」なぜか執刀医の表情が見えない演出
- 連行される郡司、永井を振り返って「あのくっそ生意気な女を殺そうって言い出したの、俺じゃないよ…なぁ、国枝さん。」
- 追い詰められる国枝、拳銃を構え周りを威嚇、が寄ってくる永井の迫力に圧倒され、「刑務所なんかごめんだよ、俺は誰にも裁かれたりしない」自分の拳銃の銃口を銜え、自害
- 無事に無実が証明された永井、小野寺の証言で、陸も無事に保護
- 淳子の墓参り、淳子の患者だったという少女から、殺害される前日、淳子がウサギとけんかしていたと聞く
- 同じころ、峰島、藤堂ナツミの手術跡が郡司の手法と違うことに気づく
- さらに同じころ、尾崎、なぜ、実行犯が永井家の鍵を持っていたのか、疑問に思う
- 永井、来栖慶介を訪問
- 永井「淳子がなぜ、臓器移植のことをおやじさんにさえ相談しなかったのか…(中略)…何を口論したんですか?」
- 来栖「淳子の言ったことは、全部正しい…(中略)…どこまでも正論だ。」
- 来栖の回想シーン、淳子「お父さんのしたことは殺人よ、絶対許されない。告発します。もう準備はできています…(中略)…一日だけ待ちます、どうか自首してください。」
- 逮捕される来栖慶介(ピョン吉のまま)
- 取調室、郡司「院長が、逮捕された…フッ…良い弁護士つけて、絶対無罪にしてやるって約束してたくせに…いっそ、死んでくれたらよかったのになぁ…」
- 取調室、伊川「愛しているなら、どうして止めなかったの、実の娘に手をかける前に?」、小野寺「もっと早くに気がついていたら、止めていました、絶対…」
- 伊川「誰だって一歩間違えば簡単に犯罪者になれる。でも、それに負けたら終わりなのよ。」
ということで、祝、黒幕正解!!!
いやぁ、はずしていたら、大謝罪大会だったんですが、ほっとしてます。
にしても加藤(極楽とんぼ)にはやられましたね。エリートぶっていて、姑息で、小悪党。うまくやってましたよね。
あの役を普通の俳優がやっていたら、もう少し警察の関与を疑ったんですけど。先週に引き続き反省しますが、警察の、というか国枝の積極的関与は全く想像できませんでした。特に証拠関係、はずしまくりですね。
でpeteramが想像するそんな事件の背景を、アップデート。最終回ですので、これで、確定。
- 臓器移植を受けたお金持ちの藤堂ナツミのドナーは、手術の五日前に救急で運び込まれた少年
不正な脳死判定で生きているのに、少年から臓器を摘出- 永井淳子は、その件について、来栖慶介を糾弾し、事実の公表を迫る
- 来栖慶介が永井淳子殺害、およびその罪を永井徹生に罪を被せることを決定
- 事件当日、永井徹生を家から外に出すために、藤堂ナツミによって鬼塚咲が使われる
- 娘は殺しても、孫は助けたかったので、来栖慶介自ら永井陸を病院に呼び出す
- 田所豊による永井淳子殺害
- うっかり帰ってきてしまった永井陸負傷
- うっかり帰ってきてしまった永井徹生と田所豊遭遇
- 凶器の指紋は田所のものだが、鑑識課のデータベースの指紋が永井と田所で入れ替えられていた
凶器の指紋および、離婚届け筆跡は、身内なら結構楽に取得可能- 離婚届の指紋は、実は田所のもの
- 「逃走した実行犯は裏口から逃げた」と言う永井徹生の証言に、警察は鍵は閉まっていたというが、身内なら簡単に合鍵ぐらい用意できるのではないか(なんでこれ、先週削除したんだろ?)
- で、黒幕が来栖慶介、助手に小野寺千秋、
スポンサーに藤堂家、あと一人ぐらい警察に協力者国枝管理官が、が真犯人グループ 警察国枝と郡司は警視総監の娘の藤堂ナツミがキーであることを察知し、スキャンダルになることを恐れて勝手に手を回す
こうしてみると、結構あってる(笑)。いやぁ、最後の最後で使われた合鍵ネタが正解してるんで、○ひとつぐらい欲しいところです。
で、問題は200万円、というか鬼塚咲。事件当日、永井が自宅にいては当然都合が悪いはずですから、鬼塚咲が警察に捕まって永井が警察に呼び出された、鬼塚咲が預かった200万円が永井の手に渡った、のは、真犯人側の仕込みであったはずだと、peteramは考えるのです。
特に永井が警察に呼び出された方。どこいっちゃったのかなぁ。藤堂ナツミを悪人にできなかったから、意図的に忘れられてしまったんですかねぇ?
ということで、すっかり終わってしまった日曜劇場の逃亡者。
またいつか、みなさんと、こんなネタで盛り上がってみたいもんです。